あと1行足りない。あと1行多すぎる。
どの文字を付け足しても、どの文字を削っても、僕が僕ではなくなるような気がした。

口にしたり、綴ったり、時には失くしてしまったり。

突然消えた建物。突然現れた空き地。
ここ、前は何があったっけ？

不幸には敏感で　幸せには鈍感だ。

人の記憶は　曖昧なくらいでちょうどよい。

五十音の組み合わせで　傷付いたり、励まされたり。

動機なんかないよ。ただ、やってみたかっただけ。

愛した分だけ愛されたい。傷付いた分だけ傷付けたい。

別に無口なわけじゃない。自分の声が嫌いなだけ。

想いを言葉に変えて口にすると　全部嘘っぽくなってしまう。

良い時も悪い時も　ずっとこのままだと思い込んでしまう。

忘れられない事　イコール　1番忘れたい事。

出来る事を証明したいなら、やって見せればいい。
でも、出来ない事を証明するのはすごく難しい。

どうやって歩き方を覚えたのか忘れた。やがて僕は歩き方さえも忘れた。

自分の目で見た物しか信じないくせに、いつも目に見えない幸せを求めてしまう。

当たり前の事なんか　何ひとつないさ。

子供の頃　自分はなんでもできると思ってた。

時々　退屈な幸せを蹴飛ばしてみたくなる。

覚える事よりも　忘れる事の方がずっと難しい。

自分だけは絶対に大丈夫。

ダメな時こそ側にいてほしいのに　イイ時しか側にいてくれないんだね。

君は言葉を操って僕を口撃する。言葉を操れない僕は力で君を攻撃する。

自分が劣勢の時にしか見えないものがある。

言わなきゃ伝わらない。言っても伝わらない。

近いと煙たがられ、遠いと忘れられる。

無知こそが最大の武器。いつも経験が邪魔をするから。

反省の色って　どんな色？

学校で雪像の絵を描いた。雪を青く塗った。雪は白だよと先生に注意された。

一生君のそばにいるよ。今まで何人の人にそう言われたかな。

悲しみは　優しさのタネである。

君が先に死んでしまったら ボク はもう生きていけない。
私が先に死んでしまったら ボク の言葉が真実かどうか確かめられない。

男は涙を武器にする女を ズルイと言い、涙を見せない女を カワイゲナイと言う。