マカオ
マカオの街並  香港から少し足を伸ばして、マカオへ行きました。 私はここでまたまた中国の広さを感じてしまう事になります。

 マカオはポルトガル領だったという歴史があるため、ヨーロッパの雰囲気がたっぷり残されているのです。
香港もイギリス領だったという歴史がありますが、近代化されている香港とマカオでは全く雰囲気が異なります。 中国本土とは、それこそ同じ国とは思えないほど違いますね。
マカオはなんとなく時間の流れがゆっくりしているような気がします。人の歩く早さも随分ゆっくりだなぁという印象を持ちました。
マカオでは、古い建築物を簡単には壊さず大事にするようですね。外側だけ残して中だけ建て替える、というやり方をするそうです。
そのため近代的なビルがたくさん並ぶ香港とは違い、ヨーロッパ風の建物がたくさん残されています。
マカオは戦争などによってポルトガルに占拠されたというわけではないので、そんなふうに西洋の物を大切にしよう、という空気が流れているのかもしれません。

 私が思うに、マカオは東洋のモナコですね。
モナコグランプリがあるように、マカオにもマカオグランプリがあります。 そしてモナコもマカオもカジノ収入が十分なため、税金はないそうです。羨ましい話ですね。
私はいつかモナコに住んでみたいという淡い夢を抱いていましたが、マカオに行った時にはここに住むのもいいかなぁと思いました。
ゆっくりとした時の流れの中でヨーロッパ風の建物に住み、のんびりと過ごす。ああ、いいですねぇ。
なんて夢見ていたら、なんと私はバスに置いて行かれてしまいました。
日本人ガイドさんと、一緒に観光していた大勢の人達を乗せたバスが突然発車し、私の目の前を走りすぎて行くではありませんか。
「待って!」
私はそう叫びながら、どんどんスピードを上げて行くバスを走って追いかけました。
これではあまりゆっくりしているのも考え物ですね。

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