台北
国父記念館の孫文像  台北の観光スポットに、忠烈祠 (ちゅうれつし) での衛兵の交代式を見学するというものがあります。
忠烈祠とは、戦争や内戦などで亡くなった将兵などの霊が安置されている所です。
ここには正門と本殿に2名ずつ衛兵がいるのですが、この方たちが1時間ごとに別な衛兵と交代をするのです。
交代式の始まる時間になると、交代する衛兵4名とその方たちを率いる1名が正門の裏側に現れます。
彼らは一糸乱れぬ動作でゆっくりと本殿へ向かって行きますが、その周りにはカメラを手にした観光客がいっぱいいます。 観光客たちは彼らの行く手を追いかけて歩くのです。
この儀式が終わるまでには30分くらいかかるのですが、彼らはその間ずっと至近距離から多くの人たちに見られている状態です。
私もここで写真を撮りましたが、その写真には衛兵たちよりも見知らぬ観光客の方がたくさん写っていました。
ここでの交代式はたしかに見応えがありますが、観光客があまりにも多くて落ち着いて見学する事は少し難しいかもしれません。

 そこで私がお勧めするのは、国父記念館での衛兵交代式の見学です。
国父記念館は孫文の誕生100年を記念して建てられたものです。ここにはすごく大きな孫文像がありまして、それを守っている衛兵が やはり2名います。
国父記念館は午後5時で閉館ですが、私がここへ行ったのは閉館する30分くらい前の事でした。
そのため、私が見たのは交代式ではなくて衛兵が皆で去っていく姿でした。その時には様々な儀式があるのですが、 ここには見学者がそれほど多くはないため、ゆっくり近くで見学する事ができます。
衛兵の方たちは仕事中まったく動く事ができないため、立っているだけの時はまるで人形のようです。 その方たちが突然動き出す瞬間は、一見の価値ありです。

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